ボード・ウォーク
Nikon Df : Ai AF Nikkor 28mm F2.8D
中高生の頃、ロックにはまって、ブルース・スプリングスティーンなんか聞いた時期があった。で、レコードに付いている対訳歌詞を読んでいると、よく分からない情景が頻出した。ニューヨークの光景とか。そりゃあ長野県でレコード聞いてる俺には分かる訳ねえよ。分かったらおかしいよ。ま、それでも聞いてるうちにわかったような気になって自分がその光景の一部ででもあるかのように振る舞い出すのは若さ故の行動でもあろう。そんな行動で世の中に随分迷惑をかけた気もするが、私はロック青春を反省などしない。過去を振り返ったりしちゃいけないのだよ。
さて、その中で、もう一つ、どうもよく分からなかったのが「ボード・ウォーク」なる単語であった。板の道?どんな?恐らく板張りの桟橋みたいなもののことだろうが、それが歌うほどのイカしたものなのか、浪漫ちっくなものなのか、どこにどんな規模で設営されておるのか、長野民の俺には謎でイメージできなかった。
で、今に至るまでやはりイカした浪漫ちっくなボード・ウォークには出会えない人生を歩んでいる。アメリカ行かなきゃいかんのか?ってなことを夕暮れのハス田にかかる板張りの遊歩道=ボード・ウォークの上で一人つくねんと思うのであった。
時季になると蓮の花が咲き乱れるそうで、人によってはイカした浪漫ちっく体験などもあり得るかもしれん。