居酒屋からの展開

Nikon Df : Ai Nikkor 50mm F1.4S

以前、家の前でハクビシン2匹が取っ組み合いの喧嘩をぶっこいていたことがあった。連中の鳴き声といったら凄まじいスクリームで、何の事件かっ、と、普通の感覚の持ち主なら表へ飛び出すだろう。で見たのだ。額に白い一筋、つまりハクビシン。

そんな話を雑談の中で地区の長にしたら、捕獲の罠を貸し出してくれるって言う。そりゃいいや。で、隣接する地区の居酒屋に行けっていう訳。は、何で居酒屋？何でも行政からの委嘱だとかなんだとか。

そこで赴いた居酒屋の旦那にお願いして罠（檻）をお借りし、家の前にどーんと置いてみた。かかるかな。かかったらそれはそれで不気味だ。

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設置後2週間の実績は、はい、かかりました、近所のネコが計2匹。ネコ。朝からニャーニャー鳴いている奴、檻の中できょとんとして人の顔見上げている奴。「引っ掻くなよ」なんて言いながら檻の口を開放してやると超スピードで逃げていく様は一緒。単なるその辺のネコホイホイと化して馬鹿らしいので居酒屋の旦那にお返しした。

「捕れたかい？」

「ええ、ネコが。」

という訳でそれ以来、居酒屋の提灯→ハクビシンの罠→ニャンコホイホイ、って連想の図式が成り立つのだ。私。

ちなみにその後、ハクビシンはご無沙汰な感じで気配を感じていない。なんだ、人騒がせだな。